私の選考する分野では9月が学会ピークに当たります。
発表方法は口頭発表とポスター発表に分けられます。
・口頭発表
(出典:日本災害情報学会が第12回学会大会を開催 - 防災情報新聞) |
発表 10分〜15分
質疑 5分程度
で構成されています。
ほとんどの学部生や院生は大学の中間発表や最終発表を流用してます。
逆のパターンもあり、学会発表の内容を中間発表や最終発表に流用する人もいます。
発表時間が異なるので学会用にアレンジし直します。
これが認められる理由としては、大学の規定で学内での発表と学外での発表は同じでも構わないという決まりになっているからです。
もう1つ付け加えると外部で発表できるということは、それ相応の結果あるため発表できているということになります。
要は泊が付く訳です。
大学の評価にも論文投稿数や発表数、引用数等の基準があり、それの1つになるのでWin-Winです。
知的財産になりますので、取り決めは色々とあります。
・ポスター発表
(出典:日本古生物学会2008年@@東北大学 - 名古屋大学生物検診科学研究室) |
30分程度
ポスターの前に立ち、立ち寄った研究者に向けてプレゼンする形式です。
ポスターのサイズは大きいので、破れないように布にする方もいます。
口頭発表では聴衆に向けてすべてを話し、聴衆から質疑がまとめて来ますが、ポスターは談笑のようになるところもあります。
興味があるところへ行き、1対3程度で色々と話をするので、馬が合えば楽しいかもしれません。
ポスターはどう作るのかと思っていましたが、みなさんPowerPointで作っているようです。
かなりセンスが問われそうですね。
・まとめ
学会発表はそこまで大変ではないです。
極論を言うと、時間ぴったりに発表を終えて、質問に耐えれば終了です。
30分以下で本人の実績が増えるのです。
論文投稿はせず、学会発表ばかりする研究室があるのはそのためです。
権威的にはインパクト・ファクター(IF)の高い論文誌に載ることが一番です。
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インパクトファクター(文献引用影響率)
特定のジャーナル(学術雑誌)に掲載された論文が特定の年または期間内にどれくらい頻繁に引用されたかを平均値で示す尺度です。
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有名所ではnatureやScienceがあります。
おしまい
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