2015年8月22日土曜日

院生の就職活動 総括


注:この記事長いです


・いつ始めたか


(出典:集中できる理想的な時間「90分ブロック」を軸に、一日をデザインしてみる - lifehacker)

M1の2月中旬からです。

経団連憲章では、2015年度より3月から説明会開始、8月から選考開始という取り決めになりました。

個人的に思ったのは


(絶対にどこも守らない…)

ということです。


今までの場合、いいタイミングで春休みやゴールデンウィークがあってちょうどいい息抜きになっていました。

2014年度までは、 12月説明会開始で、2,3月に長期休暇
 3月選考開始で、5月ゴールデンウィーク
という具合に就活に対して中休みが存在していました。


2015年度からは、
 3月説明会開始で、4月から通常の講義
 
8月から選考開始で、お盆休み
でタイミングが悪い日程になっています。


1度しかない新卒カードを活かすには、早く始めるしか無いという結論に至り、そこそこ早目に始めました。

最初の目標は3/1までにリクナビのOpenESを完成させることでした。
・インターンシップ


(出典:国内最大規模の新卒採用インターンシップ「就活インターン」を実施 - SoftBank)

私は、2月に2社と3月に1社の1DAYインターンシップに参加しました。
会場は東名阪地区です。

内容は業界全体を把握するものと、グループワークが主なものでした。
具体的には書けません。

最初に漏洩してはいけませんという、文書に印鑑を押しました。

感想としては、行ったほうが良いです。
1DAYでも充分です。長期間の場合、遠方からの参加では出費がかさむので厳選して、数社参加することをお勧めします。




・SPI対策


(出典:無料なのに中身が充実!SPIの言語対策ができるWEBサイト - Campus Magazine)


『2015最新版 史上最強 SPI&テストセンター超実戦問題集』
を2周しました。

2015ということは、前年のものです。
研究室の先輩に譲って頂きました。

書店で確認しましたが、内容はほぼ同じでした。
そして、SPI3に移行してから3年目だったので、そのまで変化はないだろうと考えて最新版は買いませんでした。

2周したのは2月から5月にかけてです。
これ1冊でいいと思います。

SPI対策本では最高難易度のものらしいので、何回も心を折られましたw
本で設定されている制限時間で解けたことは1度も無かったです。
大体2~3倍かかっていましたw

就活を終えると筆記試験はそこまで重要視するほどのものでは無かったことに気付きました。
・エントリーシートと履歴書


(出典:エントリーシート 最新の出来事 - JPTopic)

多分一番厄介なやつ。

実際に書いた設問一覧

・志望動機系
当社にてどのような仕事に就きたいですか?
会社選びの基準を教えてください。
入社後にやりたいことを具体的に記入して下さい

・学生時代系
どんなことに打ち込みましたか?
その中で、あえて困難だったことをひとつ教えてください
あなたはどのように工夫して対処しましたか?

・パーソナリティ系
ご自分で自覚している性格を教えてください
周りの友人からはどんな人だと言われますか?
あなたはどんな40歳になりたいですか。具体的にお書きください。
あなたの性格を自己分析し、その特徴を具体的経験に基づいて説明してください
これだけは他人に負けないと自負できること(経験・実績等)を具体的に述べてください
自己PR



これらを書き上げるには方法があります。

 1. 何文字で埋まるか数える。(例:200字前後)
 2. 1.5倍~2倍の文量で書き上げる。(例:350~400字)
 3. キャリアセンター等で添削してもらう。 4. 規定の文字数に圧縮する。
 5. キャリアセンター等で添削してもらう。

4をすることで、余計な表現や接続詞を削ることができます。

最初から規定の文字数で文章を書くとどれだけ意識しても薄くなってしまうため、絶対に圧縮しなければ濃い文章は書けません。

添削では、担当の方に「あと一歩だね」と言われることがあります。
私はこのセリフが出たらその方のところには行かず、違う担当者に見せるようにしていました。

「あと一歩だね」という言葉から先はその方の主観が大きく入ってくるためです。
結構オススメです。



・資格


(出典:第1回 今すぐ役立つビジネス系資格&検定は?(1/2) - R25)

就活のために取得する必要ないと思います。
沢山持っているのに決まらない人も周りにいます。

私も大それたものは持っていません。


資格・免許の欄には


普通自動車免許

さえあれば大丈夫です。


何故なら


面接で資格の話は盛り上がらない

からです。


考えてみてください。
資格を取るためにすることは、「情報収集・勉強・スケジュール管理」ぐらいです。

資格取得の話は誰でも想像しやすく、あっと驚くような話や機転を聞かせた面白い話題は基本的に皆無です。


友人に自己PRを資格取得の話にしている人がいましたが、いざ面接練習をしてみると、「(誰でもそうやってるよなー)」と思ってしまいました。

ですので、就活のために資格というのは時間がもったいないですw



・合同企業説明会


(出典:合同説明会って何をすればいいの - キャリアパーク)

私は名古屋1回、沖縄で2回参加しました。
でも1回でいいです。
雰囲気を味わいに行くだけが目的です。

大手就活サイトが参加を煽るのには理由があります。

リクナビ、マイナビでは出展費用が10万~400万です。
下記リンクに各費用が記載されています。






イベント主催者が学生を動員したいだけだと思います。

社会人と面と向かってお話するのは、いい機会です。


合説で一番無意味だと考えているのは企業講演とセミナーです。

100席以上の学生に向かって大きなスクリーンでプレゼンするだけです。
企業講演の場合は、超大手の企業ばかりです。

そのレベルの企業は単独で色んな採用活動を行っており、そちらへ参加したほうが、絶対有意義です。

肝心の中身は、業界全体の解説と会社パンフレットをパワーポイントに焼き直ししたものです。


それより、知らない企業の個別ブースに立ち寄って見たほうが発見があるかもしれません。

合計3回参加して合説で見つけて受けた企業は3社でした。



・単独説明会


(出典:にいがた就職応援ナビ - 島津ホールディングス㈱)

単独説明会は1~2時間程度でみっちりその企業や業界について理解を深めるものです。

基本的な流れ
 - 会社概要
 - 具体的な事業内容
 - ある社員の一日

 - 若手社員が登場し紹介
 - 今後のスケジュール
 - 質疑応答
 - アンケート

受け手なので、暇でした。
寝そうになりそうになったり。

人数が多いとこっくりしている人がちらほらいます。

案外休憩時間に話すことが有意義だったりします。

たまに、採用担当者が
「どんな業界見てる?」「他の所は結構進んでるの?」といった探りを入れてくることがあります。

筆記試験とセットになっていることもあり、遠方から来ていると助かります。




・個人面接


(出典:社会人基礎力育成プログラム京都ノートルダム女子大学)

初めての面接は3月の初旬でした。
エントリーシートで一杯いっぱいで、練習も何もせず臨んだため、落ちました
形式は2対1でゆるい雰囲気でしたが、詰めが甘かったように思います。


そこからはエントリーシート対策と面接対策を1:1程度に比率に変え、進めていきました。

練習してみると、意外と言い回しが不味かったり使うことが望ましくない言葉があることに気付きます。

数回練習を繰り返すと、後の面接では通過するようになりました。



・集団面接

(出典:THE模擬集団面接 - 杏林大学)


面接官数人に対し、受験者2~4人で面接を進めていく形式です。
個人面接と大きく異なるのは、流れが分からないことです。

個人面接では、受験者が笑いを取って盛り上がることや、逆に質問に答えられず厳しい内容になることで、本人が流れを掴むことができます。

しかし、集団面接では1人当たりの時間が限られている上に、平等な順番や発言量を考えて面接を進めていかなければなりません。


面接官の方が辛いのです


そういうことから、質問内容に淡々と答えて終了することが多くなります。

こればかりは仕方ありません。
通っても落ちても反省点を洗い流しづらいのが難点であると思います。


・研究との兼ね合い


私自身、良かったことはM1の12月末までに研究成果が出ており学会発表も終えていた点です。

M1の3月から解禁で、準備は2月から始まる段取りでしたので、理想的なスケジュールでやらなければならないことを済ませていました。

案の定、2月からは研究に手が付かず進みませんでしたので、M1前半で大きく進めておけて良かったと思います。

指導教官も研究成果が出ていることを把握しており、M1の3月~M2の6,7月は研究できなくなるということを、(何回も)伝えていたので、就職活動の影響で研究室での立ち位置が悪化することもありませんでした。

今現在、どのような選考状況か指導教官に逐一報告しておくのは、信頼関係の面からも重要です。



・遠距離の就活学生へ


(出典:東京-大阪間・新幹線と飛行機どちらが良い?ケースバイで比較! - SmaCho)

遠距離=移動に半日かかる・新幹線飛行機を使う・前泊する必要がある

上記を前提にしています。

一番はスケジュールに余裕が無いことです。

沖縄からの移動は半日かかる上に飛行機やホテルなど、かなりの経費が必要となってきます。

交通費が出ない1次や2次のときはすべてLCCを使い、少しでも節約していました。

交通費が出るときは、ちゃっかりANAとJALですw


・大切なこと


(出典:就活の適性検査に向けてできる準備 - キャリアパーク)

話すことです。

友人、同期、保護者、後輩、兄弟に近況や考えていることを伝える行為は非常に重要に感じました。

ただのコミュニケーションですが、自身の考えを整理することも同時にできます。

ただの愚痴でも、楽しかったことでも何でも良いので口に出してみると案外楽になります。

簡単なことですが、何にでも繋がりますよね。


おしまい


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